シール形状の提案で作業効率アップ
ご依頼から納品までの流れ
1 顧客より現在作業している中で効率化したいとご相談
<相談内容>
両面テープを物に貼り付ける際に、巻物から 1 枚 1 枚サイズを測りながらカットしている。
1 回の作業時間がかかり過ぎるので、何とかならないか。
2 当社では顧客の要望を満たすべく、ビク型での加工を提案。
そうする事により、顧客のニーズに合ったサイズでの製品が出来る
3 問題解決
製品が大きい場合には 1 枚毎に貼り付けし易いが、製品が小さい場合には両面テープの離形紙が剥がしづらく時間がかかってしまう。
4 改善提案
製品が小さい(大きくても可)場合に離形紙を1枚1枚剥がさなくて済むようにシール状での加工を提案。
<メリット>
・シール状にする事により両面テープがすぐに取れ、製品にすぐ貼り付ける事が出来る。
・1 シートでの面付を増やす事によりライン状で貼り付ける個数とシートの個数を合わせれば、貼り忘れ及び貼り間違いを防げる。
<デメリット>
・円状の製品に関しては5面以下の多面取りしか出来ない。
理由:ビク型での調整が難しい為。→ 円状の場合には営業とご相談願います。
5 仕様決定
仕様が決まったら、ビク型を作成する上で、型屋さんと打ち合わせ
6 試作
まず試作型を作成し、製品を生産。
7 試作確認
試作製品を顧客にて確認。
8 修正または作成
問題があれば、修正。問題がなければ量産型への作成に移行。
9 量産用型作成
試作型は基本的に1面取り。量産は多面取りにて作成。
場合いによっては、そのまま試作型を使用し、量産型へ転換する事も出来ます。
9 量産用型作成
試作型は基本的に1面取り。量産は多面取りにて作成。
場合いによっては、そのまま試作型を使用し、量産型へ転換する事も出来ます。
10 生産確認
初物生産立ち合い。製品確認。
11 量産開始
ビク型とは……
関東ではビク型、関西ではトムソン型と一般的には呼ばれている
ビク型・・・東日本ではビクトリア式裁断機が主流だった為、ビク型と呼ばれるようになった。
トムソン型・・・西日本ではトムソン式裁断機が主流だった為、トムソン型と呼ばれるようにな
った。
基本板厚 18mm
プレスする製品の厚みが厚い場合には板厚を薄くする事も出来る。
刃の高さは基本 23.6mm
板上から刃の高さまでは 5.6mm が基本となります。